ブログ
カテゴリー:
梅雨だる
Lit訪問看護ステーション
みなさん「梅雨だる」という言葉ご存じでしょうか。
最近なんだか食欲もないし、肩もこるし、気分も憂鬱…
風邪をひいてるわけじゃないのに倦怠感が強い…
じつはこれ、梅雨時期に関係する梅雨だるかもしれません。
梅雨だるとは
梅雨時期になると体調が悪くなる人が増えますが、3人に1人、また50代女性の7割が梅雨時期の体調不良の経験があるという調査があります。
低気圧が続き、湿度が高いことが要因で起きる心身の不調、それが梅雨だるです。
梅雨だるの症状
・めまい
・頭痛
・頭重感
・だるさ
・首や肩のこり
・腰痛
・関節痛
・手足のしびれ、冷え
・日中眠たくなる
・腰痛
・目の疲れ
うつ状態を引き起こす
晴れる日が少なくなると、メラトニン分泌が少なると言われています。メラトニンは睡眠誘発ホルモンで梅雨時期は不眠に悩む人が多くなります。メラトニンは朝日を浴びる事で夜に分泌量が増え、睡眠誘発が起こりやすくなります。
また、日照時間の影響はセロトニンの分泌にも関係しています。セロトニンは「幸せホルモン」と言われており、好きと感じたり楽しいと感じたりする事ができます。
梅雨時期は日照時間が短くなるため、このホルモンが減少し、うつ状態を引き起こしやすくなるのです。
梅雨だるを乗り切るために
〇自律神経の乱れを整えるために起きている時は交感神経を、休んでいる時は副交感神経を優位に働かせる必要があります。
・朝起きたらカーテンを開けて光りを浴び、体内時計をリセットする
・雨や曇りでもカーテンを明け、部屋を明るくする
・きちんと朝食をとって活動モードに
・日中は意識して活動的に
・ウオーキング、ジョギング、雨ならストレッチなどの軽めの運動を習慣に
・夜はぬるめのお湯にゆっくりつかり心身をリラックス
・睡眠は充分にとる
〇体の冷えにも中して小まめな体温調整が必要です。エアコンの温度を下げ過ぎないように注意してください。自身でエアコン操作できない場合は薄手のカーディガンや、ひざ掛けを用意しておきましょう。
〇食事は冷たいものや生ものの摂りすぎに注意し、食品が傷みやすい時期でもある為、できるだけ加熱して温めて食べるようにしましょう。
良質なタンパクをしっかりと、活動のエネルギーとなる炭水化物や調子を整えるビタミン・ミネラルもバランス良く、充分にとるようにしましょう。
日本は四季があり、気温も変わりやすく、湿度も高いため体を順応させるのは大変ですね。梅雨が明けると本格的な夏が到来します。猛暑を乗り切るためにも、梅雨だるに負けないよう体調を整えていきましょう。
